空気タンクのよくあるご質問
- ドレンの処理方法を教えてほしい。
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原則として産業廃棄物にて処理してください。但し、オイルフリー機で水質条件を満たす場合は、下水への排水が可能です。
水質条件の詳細はコンプレッサを使用している市区町村の自治体担当部署にお問い合わせください。(オイル以外に赤錆についても、居住地域の環境基準値に該当する場合があります) - ドレンに錆が混ざるが異常ではないのか。
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タンク内面は無塗装のため、内面に発生した錆はドレンに混入します。よって異常ではありません。
空気タンクの設計は錆による肉薄化を想定し(腐れ代)設計しています。但し、周囲の腐食ガス、湿度、塩分などによっても錆の発生量やスピードは異なりますので、定期的な自主検査の実施をお願いします。 - 夜間、圧縮空気(圧縮エア)が溜まった状態で停止させ、翌朝圧力が低下しているが異常ではないか。
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コンプレッサに使用する空気タンクは、機器の接続部などから若干の空気漏れが発生いたします。
JIS(日本産業規格)においても、出荷時において最高圧力にて30分で10%の圧力降下が許容されていますので、空気漏れや圧力の低下自体は異常ではありません。タンク内の圧縮空気が冷えて圧力が低下することもあります。
但し、これより早いスピードで圧力が低下してしまう場合は、機器接続部の緩みや安全弁の不具合などの異常が考えられますため、石鹸水をつけるなどして漏れ箇所を特定いただき、点検の実施をお願いいたします。
コンプレッサは基本的に危険性の低い気体を圧縮、貯蔵しており、危険性の高いガスの貯蔵タンクとは設計が異なっています。 - 補助タンクが不要な機種、必須な機種を教えて欲しい。
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一般的にはタンクマウントタイプには不要、パッケージタイプには別置きの空気タンク(補助タンク)が必要です。
- 補助タンク容量が不足した場合、どうなりますか。
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一般的に次のような症状が現れることがあります。
・発停頻度が増えることによる電気部品類、ベルト類の早期劣化
・ユースポイントでのドレン量の増加 (ドライヤ内蔵型を除く)
・空圧機器(シリンダ等)の動作が不安定になる
など。
計算上必要なタンク容量が確保できていても、ドレンが溜まることで容量が不足する場合があります。空気タンクのドレン抜きは毎日行っていただきますようお願いします。タイミングとしては終業時にドレンを抜いていただくことをおすすめしています。空気タンクを空にしていただくことで、錆の発生を低減させることができるためです。 - ドレンバルブを開けてもドレンが出てこない。
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タンク内の錆が溜まったことによるドレンバルブ詰まり。またはドレンパイプまでのタンク内パイプの詰まりの可能性がありますので、整備をご依頼ください。