ISPシリーズ(スクロールマイスター)の日常点検
真空ポンプの異常は、ビジネスを継続させるためには未然に防がなくてはなりません。
本ページを参考にしていただき、皆様のビジネスの発展にお役立てください。
※当ページはモデル機種(ISP-250E)の点検項目につき、ご利用の機種によって点検項目・期間は異なります。お手持ちの取り扱い説明書をご参照ください。
取扱説明書はインターネット上でもご覧いただけます。(旧モデルはインターネット上に公開していない場合があります)
定期的に点検をしましょう
次の点検項目を定期的に実施してください。定期的な定期整備を怠ると重大な事故(死亡または重症、物的損害など)の恐れがあります。
日常点検と整備基準について
日常点検はお客様ご自身にてお願いいたします。
整備基準になりましたら、必ずお買い上げの販売店または当社お客様相談室までご連絡ください。
整備基準項目については当社若しくは認定業者による整備が必要です。そのためお客様ご自身での分解や整備は行わないでください。
真空ポンプ本体(異常音・異常振動・異常温度・冷却フィン汚れ・詰まり)の確認
目視、聴診などにより異常や汚れの有無を確認する。
汚れはエアブローなどで除去してください。異常がある場合は修理依頼をお願いします。
冷却ファン・ファンカバー(回転異常・汚れ・詰まり・破損)の確認
目視、聴診などにより異常や汚れの有無を確認する。
汚れはエアブローなどで除去してください。異常がある場合は修理依頼をお願いします。
エアーマフラの確認
目視により汚れ・詰まりの有無を確認する。
汚れ・詰まりがある場合は交換をお願いします。
吐出弁の確認
目視により汚れ・詰まりの有無を確認する。
汚れ・詰まりがある場合はエアブロー、掃除をお願いします。
電源ケーブルの確認
目視により劣化の有無を確認する。
劣化が確認された場合は交換する。
整備基準
○・・・交換
△・・・異常が認められた場合は交換
点検箇所 | 整備基準 | 水処理400回毎 | |
1年毎又は 8,000時間毎 |
2年毎又は 16,000時間毎 |
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軸受キット | グリスアップ/△ | ○ | △ |
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チップシールセット | △ | ○ | △ |
シールセット | △ | ○ | △ |
Oリングセット | △ | ○ | △ |
吐出弁セット | △ | ○ | △ |
エアーフラッシュキット | △ | ○ | ○ |
ピンクランクキット | △ | △ | △ |
本体 | 内部クリーニング/△ | 内部クリーニング/△ | 内部クリーニング/△ |
重要
故障の原因
- 据付場所の環境や使用条件が悪い場合には、整備期間を短縮してください。
- 特に周囲温度は故障に大きく影響します。
- 整備基準は、周囲温度5~40℃、かつ年間平均周囲温度25℃です。
- 整備基準を超える温度の場合は期間を短縮してください。故障の原因となります。
- 整備基準は保証期間ではありません。
整備基準超過
・整備基準を超えた継続使用は、故障・事故の危険性が高くなります。
・整備基準になりましたら、必ずお買い上げの販売店又は弊社お問合せ先までご連絡ください。