漏れ検査工程での真空用途ご提案
漏れ検査とは
密閉性が必要になる容器や機械の気密性を確認する方法で、水につける方法や圧縮空気を入れて石鹸水をつけ漏れ箇所を見つける方法などありますが、特に真空ポンプを使用する方法はより精度の高い漏れ量の測定ができるため、広く利用されています。
様々な製品に漏れ検査は必要とされています。
- 燃料タンク
- ラジエータ
- Liイオン電池
- マニホールド
- 配管
- 油圧・空圧機器
- エアコン
- 輸液パック
Q.こんな課題があります
油回転ポンプ運転時の油煙による作業環境汚染・油の消費
油回転式真空ポンプは内部に油が充填されています。イニシャルコストが低く非常に優れているポンプですが、排気口からの油煙により、作業環境を汚染してしまいます。また、突然のポンプ停止時に真空容器へ油の逆流が発生することがあります。さらに運転時に油を排出するため、定期的な給油・交換作業が必要です。
ドライベーンポンプ使用時は真空度、音、メンテナンスサイクルの問題
ドライ式のドライベーンが使用される場合は真空度が低く、精度の高い漏れ検査はできません。
また、運転時の音が大きく高温になるため、作業環境の悪化を招き、ベーンの定期的な交換が必要になりランニングコストが高くなります。
A.このような解決策があります
オイルフリースクロール真空ポンプに置き換えてみましょう。
油回転式真空ポンプ運転時の油煙による作業環境汚染・油の消費
油を使用していないオイルフリー真空ポンプなので、油煙の発生はありません。
また、給油作業から解放されるので保守点検の作業費・部品費の削減に貢献します。
タフでメンテナンスサイクルが長い
スクロール真空ポンプならではの高真空
他のオイルフリーポンプでは実現できない真空度を、アネスト岩田のスクロール真空ポンプなら実現可能です。
到達圧力1Pa以下も対応いたします。
通常の使用状態であればメンテナンスは1年毎(24時間運転の場合)です。このクラスのドライポンプでは、トップクラスのメンテナンスサイクルの長さを誇ります。
また、通常時の面倒な油の冷却水の点検などは不要です。
コスト比較例
500L/minクラスのポンプを1日8時間、3年間使用した場合、これだけのコストメリットがあります。
油代だけでも3年間で約11万円。
この費用がありません。
※油の交換頻度は、給油週1回、交換月1回として計算しています。
DVSL・GVS・ISPシリーズ
オイルフリースクロール真空ポンプ