化学薬品製造工程へのご提案
あらゆる産業の中で不可欠な役割を果たす「窒素ガス」。
その窒素ガスの代表的な性質の一つに、「他の物質と反応を起こさない化学的に安定した不活性ガス」としての役割があります。
化学薬品製造工程では様々な目的で窒素ガスが用いられています。
- 化学工場やタンカー:防火・防爆のためのパージガス (可燃性雰囲気が生じないよう窒素ガスにより置換)
- 液体の圧送、攪拌
- 製品(塗料等)充填後の封缶時に窒素置換
製造工程ではパージガスとして使われます。
(不活性ガスによる置換が不十分だと爆発することも・・・)
封缶工程では内容物を充填後、封缶手前で窒素ガスを充填し、湿気や酸素との化学反応を防ぎます。
Q.こんな課題があります
液化窒素ボンベをご使用の場合
本工程では液化窒素ボンベが使われる事が多いのですが、月々の費用が高価な事は意外に知られておりません。
既にPSA式窒素ガス発生装置をご使用の場合
PSA式窒素ガス発生装置は2本の吸着塔を交互に入替える事で効率よく酸素の吸着を行い、窒素純度を維持しますが、吸着塔の切替サイクルが固定されている為、窒素ガスを使用していない状態でも多量の圧縮空気が必要でした。
A.このような解決策があります
液化窒素ボンベをご使用のお客様へのご提案
窒素ガス発生装置を導入する事で大幅なコスト削減が可能です。
窒素ガス発生装置は、コンプレッサと吸着材または分離膜を組合わせて大気から窒素ガスを作り出す事ができるシンプルで便利な機械です。
今お使いの液化窒素を窒素ガス発生装置に切り替えると
【条件】
①液化窒素(LGC):1,200m3/月使用
②窒素純度:99.99%
③ガス単価:180円
④1日の使用時間:16時間
⑤月間のご使用日数:20日
約6,000,000円(イニシャルコスト)/約2,000,000円(年間メリット金額)=約3年で償却が可能です。
既に窒素ガス発生装置をご使用のお客様へのご提案
省エネタイプの窒素ガス発生装置を導入する事で大幅なコスト削減が可能です。
省エネタイプの窒素ガス発生装置(NPS-Eタイプ)では吸着塔の切替サイクルを窒素ガスの消費量に合わせて自動で可変します。その為、窒素ガス消費量に合わせて原料空気を供給するコンプレッサの負荷率の制御が可能となり、お客様の生産状況に合わせて最適エネルギーで窒素ガスを供給する事が可能となります。
従来タイプ
窒素ガス使用量が減っても原料空気消費率が変わらないのでコンプレッサはフル稼働となる。
省エネタイプ(NP-C、NPS-C)
窒素ガス使用量が減ると原料空気消費率も低下するのでコンプレッサは省エネ制御が可能。
窒素ガス発生装置
原料費ゼロでボンベ交換も不要。窒素ガス料金と管理のテマを大幅削減
アネスト岩田の窒素ガス発生装置は、原料費ゼロの大気から窒素ガスをカンタンに抽出。
いままで大きな負担となっていた、窒素ガス使用金額を大幅に節約します。
面倒なボンベ交換も不要です。さらに、マイコン制御で人手にたよっていた管理のテマを大幅に削減します。