メインコンテンツに移動

換気量について

換気について

換気が不十分な場合、空気圧縮機設置室内の温度が上がり、空気圧縮機の性能や寿命の低下を招くので、設置する場所に応じ、換気扇の取り付け等適正な処置をすること。排気ダクトを設けて局所排気を行う場合には、排気ダクトの圧力損失をできるだけ小さくするよう考慮しなければならない。また、冷凍式ドライヤ及び冷凍式ドライヤ搭載機において、ドライヤの排気口に入気ダクトを設けてはいけません。冷凍式ドライヤを強制的に排気すると、過冷却をおこし冷凍式ドライヤの中で、ドレンが凍結し破損事故の要因となります。

放熱量の算出方法について

空気圧縮機から放熱量(Qc)を求める場合、電動機の出力を利用します。
放熱量Qc(kcal/h)=860×電動機出力(kW)※1kWの熱量は860kcal
安全率を入れる場合があり、数値は変化します。
計算例:3.7kW電動機を搭載の場合
放熱量=860×3.7
   =3182kcal/h

必要換気容量(㎥/min)の算出方法

放熱量から算出する。
必要換気容量(㎥/min)=

空気比重量:1.2(kg/㎥)
定圧比熱:0.24(kcal/kg・℃)
60:1時間単位から1分単位への変更
計算例:3.7kW電動機を搭載の場合
必要換気容量(㎥/min)=
3182/(1.2×5×0.24×60)≒36.8