コンプレッサ室の設計・施工からアフターサービスまで、ワンストップで提供
樹脂・金属の切削加工を営み、民間企業から大学・国の研究機関まで幅広い業種に小ロットから精密部品を供給している湯本電機株式会社様。宇宙産業プロジェクトの推進や、町工場に見えないデザイン性に優れた新社屋の建設など、日本の製造業のイメージ革新に向けて積極的な挑戦をおこなっている。そんな大阪の町工場が、アネスト岩田のコンプレッサを選んだ経緯について伺いました。
御社について教えてください
当社の精密部品加工は、最短2時間での見積対応、最短翌日の出荷を実現するなど、スピードを軸とした価値提供をおこなっています。この強みは、これまで積み上げた豊富な加工経験と、試行錯誤を常に繰り返し主体的に動く社員に支えられています。
この主体性を育てるため、当社では若手の成長機会を意識して提供するようにしています。例えば、社内プロジェクトを走らせる際には必ずメンバーを社内から公募し、4人程度の少人数チームを編成します。これは全員が主体者となって動き、経験を積みやすくするための配慮です。
熟練職人だけではなく若い世代が活躍できることが今後の成長には重要だと考えており、「monozukuriをかっこよく」をミッションとして、製造業のイメージ改革も積極的に進めています。
コンプレッサの導入のいきさつをお聞かせください
工場にとってコンプレッサは必要不可欠なものですが、購入検討の当時は新社屋建設プロジェクトを進めている最中でした。多数の企画事項を抱えるなか、アネスト岩田にはコンプレッサの見積を依頼しました。するとアネスト岩田からは、コンプレッサだけでなく周辺機器の選定、コンプレッサ室内設備の設計・施工およびアフターサービスまで含んだ提案をいただきました。さらにそれらをワンストップでカバーできるというサービスは手離れが良くとても魅力的なものでした。
加えて建設会社との協議にも、当社プロジェクトの主旨を踏まえてレスポンス良く対応してくれました。おかげで、新社屋の一角に特徴的なデザインのコンプレッサ室を構える企画をスムーズに進めることができ、プロジェクトの目的に沿って、来社される方に湯本電機を強く印象付けられる仕上がりにできたと考えています。
また今回、新社屋の建設プロジェクトに合わせてコンプレッサを選定してもらいましたが、実は隣の敷地に工場を増築する計画も控えていました。それをアネスト岩田の担当者に伝えたところ、当初の37kW×2台の選定案を、22kW×3台の選定に変更する提案をいただきました。
この提案は、増築後に必要となる圧縮空気量をあらかじめ想定したうえで、増築の前後どちらの状態で使用しても、必要な量の圧縮空気を安定して供給でき、かつ高い省エネ性を実現できる、最適な組み合わせでした。使用目的に合わせた最適な組み合わせまでしっかりと考えて、周辺設備まで含めた提案を貰えたことは非常によかったと考えています。
今後の取り組みについて教えてください
「工場の裏方で重要な役割を果たしているコンプレッサは、社会における製造業の立ち位置に近いと考えています。これに敢えてスポットライトを当てることにより、製造業のイメージをオープンかつクリーンなものに変えたいという意思表示をしています。製造業のイメージアップは、当社だけでおこなうことではないと考えています。同業者や仕入先、販売先を含めた横の繋がりを大事にしながら、日本人の強みを生かしたモノ作りを盛り上げていきたいですね。」と語っていただきました。
お客様プロフィール
社名 | 湯本電機株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市東成区東今里2-8-12 |
東京オフィス | 東京都世田谷区桜新町2-16-13 B1F |
創業 | 昭和15年5月5日 |
資本金 | 15,000,000円(2024年10月31日現在) |
URL | https://www.yumoto.jp/company/ |