スクロールコンプレッサのクリーンエアで衛生管理の追求と、バックアップ機能の安心感
東京カリント様は昭和21年に創業された油菓子の製造会社であり、美味しさの追求に力を注いでいます。最近では時代のニーズに合わせて新商品を開発し、安心・安全な製品を提供しています。工場施設では環境衛生に徹底的に取り組み、高品質な製品を確保しています。
川越工場では、製造機器のエア供給に弊社オイルフリースクロールコンプレッサSLPシリーズを導入いただき、騒音問題の解消やエア不足の改善が実現しました。今回はその経緯とその後の成果をお伺いしました。
本事例のポイント
- オイルフリーコンプレッサで食の“安心”と“安全”
- 機種見直しによりエア不足と騒音問題を解決
- 安心のバックアップ機能でエアの供給を継続
「チャレンジ」をポリシーに美味しさの追求を
御社について教えてください
昭和21年に個人企業西村商事として創業し、昭和26年に東京カリント株式会社を設立しました。
当社はかりんとう専業として出発し、伝統菓子の本質を忘れることなく美味しさの追求に努めてまいりました。
近年では時代のニーズやお客様の嗜好の変化に応えるため、油菓子メーカとして今まで培ってきた伝統技術を進化させ、「リングドーナッツ」や「ポップコーン」も製造、販売をしております。
原材料へのこだわり、おいしさのために妥協しない製法を守りながら企業ポリシーである「チャレンジ」を続け、もっと美味しくをテーマに「美味しさへの追求」に力を注いでおります。
工場施設内は徹底した環境衛生と、専任検査士がいる検査室では定期衛生検査をすることで、“安心・安全”を管理しています。信頼ある製品確保への意識向上活動と教育をおこない、FSSC22000を取得し継続的な改善に取り組んでいます。
綿密な打ち合わせで空気量・騒音、さらに設置課題も解決
導入前の課題とその背景を教えてください
製造機器の駆動用や、包装機械でエアを使用しています。食品に直接エアーがかかる工程もあるため、安全と安心のためオイルフリー機であることは大前提です。
元来、レシプロコンプレッサを長年使用していたのですが、老朽化や騒音の問題に加え、機械の増設により圧力低下が発生し不安を感じていました。
そこで、最適な空気量をクリーンなエアで供給でき、静音性の高いオイルフリースクロールコンプレッサを紹介いただき検討を始めました。
スクロール30kWを2台導入することで筐体が今までより大きくなることに加え、空気タンクやドライヤ、エアフィルタなど設備を整える上で設置場所には苦労もありましたが、
担当営業と交え綿密な打合せをすることで無事解決することができ、工場内全てのエアが賄えるようになりました。
他の工場でも導入を検討したいと思える安心と安定供給
導入後の成果を教えてください
一番はコンプレッサ運転時稼働時の音が静かになったことです。
今までのレシプロコンプレッサと比ベ、明らかに改善されており防音の必要がなくなりました。
またレシプロコンプレッサは圧縮機本体が故障してしまうとエアの供給が止まってしまうのですが、スクロールコンプレッサ(30kW)は8台の圧縮機本体を搭載していることから、万が一コンプレッサにトラブルが発生した場合でも圧縮機本体のみを停止させエアの供給を継続するバックアップ機能の装備が充実しているので安心感があります。
吐出し空気量の調整やコンプレッサの稼働状況、異常の確認が簡単に行え、エアの供給も非常に安定感があり満足しています。
当社は群馬に姉妹工場があるのですが、設備更新の際にはアネスト岩田のコンプレッサを検討したいと考えています。
お客様プロフィール
所在地 | 本社:東京都板橋区坂下2-6-15 川越工場:埼玉県川越市大中居587 群馬工場:群馬県富岡市神農原85-1 |
---|---|
創業 | 昭和21年9月 |
資本金 | 1,000万円(2023年7月1日現在) |
URL | https://www.tokyokarinto.co.jp/ |